Herba HELVETICA

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植物について

ローマンカモミール Chamaemelum nobile

ローマンカモミールの特徴

科名:キク科

エッセンシャルオイルの抽出部位:花

エッセンシャルオイルの特性成分:アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸メタリルなど

 

ローマンカモミールのエッセンシャルオイルは、花の香りとリンゴや完熟したフルーツを思わせるフローラルフルーティな香りがします。

 

Chamaemelumはギリシャ語の「リンゴの香りを思わせる」という意味のmelosという言葉と、「地面すれすれに低く生える」という意味のchamosという言葉に由来しています。

 

カモミールにはさまざまな種類がありますが、どれも古代から薬草として重宝されてきました。古代エジプト史上最も偉大なファラオ(王)と称されるラムズ2世のミイラはローマンカモミールのエッセンシャルオイルで防腐処理がなされていたことがわかっています。

 

そして、ローマ帝国が興隆した時代には、薬草としてのローマンカモミールはヨーロッパのさまざまな地域で使われるようになりました。アングロサクソンの国々では七つの神聖な植物のうちの一つとされています。

 

エッセンシャルオイルを抽出するローマンカモミールは八重咲きのダブルフラワーと呼ばれる種類です。ハーブティーにも用いられます。

 

ジャーマンカモミールMatricaria chamomillaやワイルドカモミールOrmenis mixtaとは異なります。

 

ストレスや不安な時には、ローマンカモミール、真正ラベンダー、ビターオレンジ・リーブス(プチグレン)を1:4:2の割合にブレンドして、ゆっくり香りをかぎます。サシェを作ってバックの中に入れておけば、緊張したときに香りをかいでリラックスすることができます。

 

サシェを作るときに aromaru(芳香用徐放剤アロマボール)にエッセンシャルオイルを垂らすと香りが長持ちします。

 

アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍サイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。

 

※植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。

ローマンカモミール